今回の旅は、「秋田マタギの里へ深山料理を食べる旅」の続きとなります。JR東日本の3連休東日本・函館パスを引き続き使用しました。今回も食べるがメインの旅になりますのでご覧ください。旅の計画から旅は始まりますので計画を楽しみましょう。
残念なことに5月22日の発表で「のってたのしい列車」の発売が2020年9月30日まで中止になってしまいました。10月以降の計画で考えていただければ幸いです。
今回の画像は去年の11月頃のものを使用しておりますのでかえって参考になるかもしれませんね。
今回の目的とポイント
工程:東京〜角館(前回のブログ)〜新庄〜酒田〜新潟〜東京(今回のブログ)
今回の目的は「のってたのしい列車」「海里」の乗車です。JR東日本の発表があってから気になっており発売日の発売時間(14時)に半休を取ってわざわざ「びゅうプラザ」に行って申し込んだので一番良い席が取れたと思っております。
乗って楽しい列車に乗る際はできるだけびゅう旅行商品から予約してみてください。一般の切符からでも乗車ができる列車もありますが、発売日前より予約が取れますし、予約が出来ればほぼ席が取れたのも同然です。したがって1ヶ月前からの普通指定席より先に予約ができてしまうので大変お得です。それにも増して美味しい料理が食べられたり(私はここが重要)、専用の車両に乗る事が出来ますので優越感もあります。
角館から酒田までいろいろなルートがありますが、ローカル線の旅と紅葉の余韻を残したかったので角館〜大曲〜新庄〜酒田で山周りで、通常は角館〜秋田〜酒田と日本海周りでしょうか。皆さんは日本地図思い浮かべる事ができますか?そのうちに地図の勉強もしましょうか(笑)
角館〜新庄〜酒田
角館駅に戻って来ました。下界に戻って来た感じがするのは不思議です。短い滞在時間でしたが、マタギの里の余韻は大きくまた訪れたいと思ってしまいました。
この先のルートの見所は最上川と並走して走る通称「奥の細道ライン」の陸羽東線です。最上川が優雅に見えて松尾芭蕉もこの道を通ったんだと思うと感慨深いです。
JRの角館駅のホームに入ると乗って来た列車がまだ停車中でした。今度来た時はローカル線の日帰り温泉の旅もいいかもしれません。本数が少ないので時刻表と睨めっこになりそうですが(笑)
新庄までは通称ロングシートの電車でした。長閑な景色がいつまでも続くし、山深い景色を見ていて首が疲れました。やはりローカル線はボックスシートが良いですよね。奥に機関庫が見えますが、歴史を感じます。この時は機関庫の中には乗って楽しい列車の「みのり」が停車していました。
景色を見ながらおやつタイム
ここからいよいよ松尾芭蕉が辿った最上川ラインに入ります。昨日、秋田内陸縦貫鉄道の角館駅で買ったバターもちをおやつに旅の出発です。パッケージに書かれているとおりモチモチでこれ美味しいですよ。でも食べすぎると太るかな。
雲は厚いのですが空が青くとても気持ちの良い旅行日和です。
最上川舟下り(最上峡芭蕉ライン)
しばらくすると最上川と並走です。列車も一旦停車して観光サービスしてくれます。紅葉がとても綺麗でいつまでも見ていたくなります。
運が良いことに舟下りの船がいました。ここの観光船、すごいのは年中無休で舟下りの営業しているそうで、約1時間の舟下りではお弁当も予約して食べられるそうです。いつかは乗って食レポ(私の旅はこちらが重要)と船旅にチャレンジしてみたいですね。ひとり旅でもOKとの事ですので一人旅の方いかがでしょうか。
最上川と分かれると終点の余目駅が近くなります。景色も紅から緑に変化して来ました。
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気動車新旧乗り比べ
乗って来た気動車と次回乗る気動車の新旧乗り比べになりました。
個人的には旧気動車の方が好きなんです。味わいがありますよね。あと、シートがゆったりとしてお尻の部分がふかふかな感じが好きです。ヘタっているシートもありますが(笑)
酒田駅から海里(4号車びゅう旅行商品)に乗車
酒田駅に到着です。待ちに待った海里とご対面です。なんと今回の運転士さん女性の方でした。制服も海里専用のようでカッコイイです。すみませんが写真は控えさせていただきます。
今回はびゅう旅行商品からの予約なので4号車で食事付きプランになります。4号車は一般の指定席と違って、旅行商品になりますので駅のびゅう旅行センター、若しくはえきネットの東日本旅行ツアーのサイトから申し込みましょう。
車体も赤一色と思いきや、赤を基調としたグラデーションがとても綺麗です。
酒田駅ではアテンドさんがお出迎えしていただけます。
今回は日本海の見えるカウンター席を予約しました。カウンター席を希望の場合は、あまり席数が無いのですぐに無くなります。発売しましたらすぐに予約してください。
こちらは同じく4号車のボックス席です。2人席と4人席があります。この手の車両では今までに見たことがない重厚感&高級感が漂います。ソファみたいでゆったり座れますよ。ちょっと気になったのは車内放送の音量が大き過ぎないでしょうか。響き渡りました。
こちらは3号車のカウンターです。予約したお弁当の引き換えとか、グッズ、おつまみ、飲み物が買えます。(びゅう旅行商品ではなくても前もってお弁当は予約できますので一般席の方も楽しみは広がります。)
鶴岡駅停車でちょっとしたお散歩とおやつタイム
発車して間も無く鶴岡駅に停車します。
ここで情報です。4 号車のびゅう旅行商品[酒田・鶴岡~新潟(上り)]をご利用の方だけのサービスがあります。「海里」の乗車前や乗車途中の時間に使用できる専用待合室が鶴岡駅にあり、鶴岡で少々停車する時間におやつをいただけます。アテンダントさんの案内で一旦改札の外を出て約1分のFOODEVER 彩鶴に向かいます。下記の写真のお茶とスイーツをいただけます。
お茶はセルフサービスで入れます。何のお茶だか忘れてしまいましたが、面白い味のお茶でした。スイーツを食べない方はお土産をもらっていましたよ。
本日のお料理です
本日のメニューです。地元の食材を使っていることがよくわかるメニューから期待が持てます。
鶴岡を出発するとお待ちかねの料理が運ばれてきます。
上りの新潟行きでは「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ・奥田政行氏が監修したイタリアンが楽しめます。見た感じはすごくヘルシーですのでカロリーは気にしなくて良さそうです。
上段の前菜から、黒いものは、いきなり高級食材のキャビアです。蓋を開けると金色でなんだろうとメニューを見たらイワナのキャビアとのこと。初めての食材です。普通のキャビアと比べるとあっさり目で塩加減も辛くなくちょうど良い感じです。野菜類も甘味があって新鮮で左のバーニュカウダとよく合いますよ。
豪華な2段目はメイン料理です。鶏肉がメインのキノコのトマトソースとパスタは庄内米の米粉でできた物らしい。どれも手のこんだ料理ばかりで1品1品がどれも美味で美味しいです。食材の自然な味わいが舌に伝わってきて大満足です。
食べかけですが(カウンターで買ったおすすめの食材です)
ちょっとここで、食べかけですみません。実は新潟エリアの「のってたのしい列車シリーズ」に乗ると絶対に食べる物があります。それが鮭の焼漬です。夢に出る程食べたくて海里にもあるかなと思って3号車のカウンターに覗きに行ったら嬉しい事にありました。写真を撮るの忘れて食べ始めてから気がついて撮った写真がこれです。魚が苦手な方も美味しいので皆さんも騙されたと思って食べてみてください。
そしてお待ちかねのデザートの登場です。 気になるのは郷土料理のくじらもちが入ったトルタディチョコラーテ 確かに餅っぽい物が入っていましたがくじら肉では無さそうでした(笑)冗談です。
段々と日本海の海も暮れてきて雰囲気がよくなります。景色に見とれてしまい口数が少なくなっていました。
ここで車内を見学です。こちらは1号車一般席です。びゅう旅行商品を予約するよりも指定席を取るほうが大変そうです。海里は快速列車なので指定席が取れれば青春18きっぷも使えますよ。
こちらも一般席です。2号車はコンパートメント席でご家族やグループの方におすすめの席です。4人以上で予約してください。3名以下だと知らない人と相席もあり得ます。それも旅の楽しみかもしれませんが。
コンパートメント席はテーブルも大きめでご家族でお弁当を広げてワイワイと楽しんでいらっしゃいました。また、シートがフラットになりますので御座敷仕様にもなります。
2回目の停車です。
本日、2回目のお散歩タイムです。
笹川流れの中心地で有名な桑川駅でしばし停車します。駅の改札を出てすぐの道の駅の夕陽デッキから海を眺めますと幻想的な景色が広がりました。
夕暮れ時も素晴らしい景観ですが、今度は昼間に訪れて奇岩の景観を楽しみたいと思いました。
ちょっと寒くなったので併設の道の駅で海里乗車の方限定100円のあおさの味噌汁をいただきました。磯の香りが口いっぱいに広がり美味しいですよ。海里乗車の際にはお召し上がりくださいませ。
同じく夕陽デッキから駅の方を見ると海里が停車しているのが見えます。皆さん景色を見ているのか1号車の車内は誰もいないようでした。
この後、笹川流れの夕暮れ時の余韻を残しながら海里は桑川駅を発車、新潟駅に定時に到着しました。
本日は新潟駅近くのホテルを予約しておりますので慌てて帰ることなくゆっくりするつもりです。
海里特製弁当
観光より食べる物がメインにするほど地域の食材好きなのでこの特製弁当を外すわけには行きません。
実はイタリアンの他に海里特製のお弁当も予約しておりまして、新潟のホテルで味わいました。予約はみどりの窓口とえきねっとから予約ができます。
こちらのお弁当に関しましては普通切符、青春18切符等で乗車の1号車、2号車の方でも指定席を持っていれば予約が可能ですのでぜひ味わって欲しいです。
中に入っていたパンフレットを見てもわかるようにすごい種類の食材をふんだんに使ったお弁当です。どの料理を食べても味わい深く美味しかったのは言うまでもありません。
食べ終えて、本当に贅沢で庄内産の食材がぎっしり詰まっており食べ応えがありました。このお弁当のお陰で夕食も海里の余韻を楽しめて満足です。
次回は下りの海里に乗車して和食コースを楽しみたいと今から計画を練っております。皆さもほんの少しでも参考にしていただければと思います。どの切符を使おうかな。
おまけ最終日
翌日、新潟駅を遅めに出発、このまま帰るのももったいないので越後湯沢によることにしました。
本当はここから十日町まで足を伸ばしたのでお蕎麦を食べたかったのですが、
十日町駅前です。ご覧の通り誰も歩いません。
ゴーストタウンと錯覚してしまいそうです。
もうひとつ残念なのはお蕎麦屋さんはお昼を過ぎてた為か、もともとお休みなのか全部しまっておりました。1時間ほど歩き回ったのですが収穫はないです。3連休ですよね。
これが地方の現実なのかと目の当たりした瞬間でした。
諦めて越後湯沢に戻ります。
ぽんしゅ館で有名な人が寝てます。こんな風になるまでは無いな。
駅ナカでようやくへぎそばが味わえました。
お腹がようやく満たされまして満足です。
初めからこちらに来れば良かったとものすごく後悔です。
そして食後のデザートにお勧めなのがこちら「糀らって」のソフトクリームです。
今までに味わったことのない濃厚さが牧場のソフトクリームを追い越す美味しさで驚きです。
今回の旅の一番のおすすめになりました。
一度御賞味あれ。
まとめ
以上でこの度は終了になりますが、観光ももちろんするのですが、ついつい現地で美味しそうな物を見つけるとつい買ってしまいまして、食べる旅中心になっており毎回太って帰ってくるのは言うまでもありません。
ここで食べられなかった物は次回に持ち越しですので海里の次回の旅にご期待ください。(笑)
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