2021年6月に宿泊してきました。
ホテルの後ろには東京タワーが存在感ばっちりで東京タワーに一番近いホテルです。
東京プリンスホテルは1964年9月1日にオープンしました。
前回の東京オリンピック1964年10月10日の開催に合わせてオープンしたので歴史は古いのです。
ホテルの名前はもともと「芝プリンスホテル」にするとかしないとか、なんでも東京オリンピック直前の開業だったこともあり「東京」を名乗る事になったそうです。
御成門駅のA1出口に降り立つとすぐ後ろがプリンスホテルです。
東京プリンスホテル
オープン時からの歴史を振り返ると
前回の東京五輪開幕まで1カ月少しに迫った、1964年8月28日。
緑豊かな芝公園と東京タワーに隣接する、部屋数510の白亜の大型ホテルでオープン記念の催しが開催。
パーティーには田中角栄蔵相、河上丈太郎社会党委員長、作家の志賀直哉、芸術家の岡本太郎ら各界の大物が訪れ、横綱の柏戸と栃ノ海が奉納土俵入りを行い花を添えた、と当時の新聞記事が伝える。
昭和の国民的アイドル歌手の婚約発表、披露宴
東京プリンスホテルで1980年3月7日俳優の山口百恵さんと三浦友和さんの婚約発表が行われた。
同年11月19日に大宴会場「鳳凰(ほうおう)の間」で、披露宴が開かれ、当時の毎日新聞などによると、招待客は芸能関係者ら約1700人。媒酌人は俳優の宇津井健さん夫妻が務めたとの事。
結婚後の芸能界引退を表明していた国民的アイドルの披露宴には、多くの人々の目が集まったそうです。
最近ではコメディーにもよく出てくる具志堅用高さんもこちらで披露宴を行ったそうです。
その他にも、スポーツ選手、俳優の方々の披露宴が行われたり、政治の舞台に活躍したり、有名な歌手のディナーショーが行われたりと数々の話題を作った歴史のあるホテルです。
2016年には2020年の東京オリンピック開催に合わせて1年間休業し、改修工事を行っています。
アクセス
一番近いのが都営三田線の御成門駅です。
ここからだと歩いてすぐです。
改札口を出たら右の方に進みます。
外に出たら右に進みます。
外に出て振り返った画像が下です。
既に東京プリンスホテルの案内(画像左側)がありますので分かり易かと思いますが、看板はあまり目立たないかも
旧有章院霊廟二天門(国の重要文化財)の前を通り過ぎます。
1番目の信号を右折すると
すぐ目の前がホテルです。 後ろにそびえ立つ東京タワーが迫力あります。
ホテルのエントランスも広々としていそうです。
【所 在 地】〒105-8560 東京都港区芝公園 3-3-1
【電話番号】TEL:03-3432-1111
【客 室】462 室
【レストラン】10 レストラン・バー(テナント 2 店舗含む)
【宴 会 場】宴会場 24 会場
【施 設】神前式結婚式場、写場、美粧室、衣裳室、ビジネスサービ
スセンター、ショップ 3 店舗、駐車場(338 台)
【開 業 日】1964 年 9 月 1 日
ロビー階
外観は古くなったイメージでしたが、リノベーションされ、ロビーはクラシカルな感じで豪華なイメージです。
特にカーマインのファブリックアートがクラシカルな感じがして良かったです。
ロビーにある季節の切り花が彩りを添えて華やかさを演出していました。
切り花の先にフロントがあります。重厚なデザインで趣があります。
お部屋へ
1階のエレベーターホールです。 エレベーターホールも広々としています。
エレベーターの前の壁です。躍動感のあるデザインですが本物?壁紙?
エレベータの天井には懐かしい模様が。
照明中央のデザインは旧プリンスホテルのロゴですよね。
エレベーターホールの照明。シャンデリアがバブル感を感じさせます。
本日は8階のお部屋へ案内されました。
プリンスホテル安心の消毒、清掃済みシール
スーペリアダブルルーム
お部屋の中を紹介します。
今回のお部屋はスーペリアダブルルーム。
9階以上のアッパーフロアでは無いのですが、その下の8階に案内されました。
ベッド周り
お部屋は白を基調としたシンプルなデザイン。
この部屋の窓は少々小さいと思って外を覗いてみると
お部屋からは迫力の東京タワーが一望できました。
今回のお部屋はダブルルームですが、元々はシングルルームにダブルベッドを置いてダブルルームに模様替えしたそうです。
面積:19.8㎡/ベッドサイズ:幅1,600mm×長さ2,030mm
ベッドサイドのキャビネットは金庫とコンセント、エアコン、照明のスイッチ類が備わっていましたが、やはり古さを感じます。
USBポートがない代わりにマルチ充電アダプターが置かれていました。
充電器を忘れても大丈夫です。
こちらのキャビネットにはケトル、無料のミネラルウォーター2本
テレビの下は空の冷蔵庫とカップ、お茶類が収納されています。
湯呑みが昭和っぽいですね。ホテルでは久々に見ました。
ティーバッグは緑茶、ほうじ茶の2種類です。
冷蔵庫もちょっとくたびれ感があります。
ナイトウエアはワンピースタイプでした。
サラッとしていて着心地は良かったです。
天井の照明はよくみると旧プリンスホテルのロゴがデザインされてました。
水回り
清掃もされていて、綺麗なのですが、洗面台とトイレ、バスは古めかしい感じが否めないです。
さすがにこちらはリノベーションされていないですよね。
アメニティー類は、ボトルタイプのシャンプー・コンディショナー・ボディーソープ
バスジェル/ハンドソープ/歯ブラシ/レザー/ヘアブラシ/シャワーキャップ/綿棒/コットンなど
バスジェルが2つあるのは嬉しい。
お部屋の入口には姿見と奥にクローゼットがあります。
クローゼットの中です。
消臭スプレー、靴ブラシ、靴べらなど
そして夜になると
東京タワーがライトアップして綺麗でした。
プロジェクションマッピングまで見えてます。
地下1階のショッピング街
地下1階のショッピング街です。
オープン当時、ショッピングアーケード「PISA」は海外の一流品を集めた高級セレクトショップ兼ブティックとして当時、銀座のサン・モトヤマと並んで人気を博したそうです。
当時のセレブ達が買い物に来たのでしょうね。
エレベータホールの奥がショッピング街
エレベーターを挟んで反対側にはコンビニもあります。
レストラン・バー
コロナ禍もありホテル内にあるレストランもカフェもほぼ営業休止中でした
東京タワーが見えるので有名なカフェ&バー タワービューテラスも営業休止中。
ここの場所が気になっていたのに残念でした。
もうひとつ気になっていた店舗に「ティーサロン ピカケ」があります。
こちらも歴史のあるお店で、パティシエ自慢のスイーツが食べられるので有名です。
スイーツ食べたかったです。
営業していたのは焼肉チャンピオン 東京プリンスホテル店、ブッフェダイニング ポルトの2店舗
ポルトはブッフェの提供は無しでセットメニューだけとのことでした。
感想 まとめ
歴史があるホテルとのことで期待していたのですが、確かにロビーはクラシカルな感じがして豪華で素敵でした。
ただ、クラシカルなホテルと言うよりは、古いホテルと言う感じがして少々残念でした。
9階以上のアッパーフロアはリノベーションされているらしいのでそれなりに綺麗らしいのですが、(宿泊してないので不明。)
リノベーションされた部分とされていない部分の差が大きすぎる感じもしました。
出来れば8階以下の階でもくたびれている調度品などを順次入れ替えて貰いたいです。
全てのプリンスホテルの中でも序列1位とのことですので、それなりに見合うものが欲しいと思ってしまいました。
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