皆さん、マイナポイントのキャンペーンが終わってちょっと落ち着いた頃かもしれません。
よく聞くのはいまだにポイントが入ってこないとか思っている方も多いと思います。
保険証の登録と公金受け取り口座の登録はきちんとできましたでしょうか。
聞くところによると特設会場で登録した方が多いように感じます。
推測ですが、最後まで登録できてない可能性もありますね。
今回は今更ながらマイナンバーカードを保険証として事前登録して病院で使えるようにする方法をお伝えしようと思います。
前半は登録方法、後半は利用した際のトラブルを記述しますのでご覧になってください。
保険証の事前登録
まず最初に登録方法ですが大きく分けて3つの方法+1があります。
身近な方法として基本的な登録方法から順番にお伝えします。
1.マイナポータルから登録
まず基本はマイナポータルから登録する
スマホのマイナポータルアプリ、パソコンからマイナポータルに入って登録する。
(パソコンの場合はICカードリーダーが必要になります。)
Androidであればプレイストアから、iphoneであればappストアからマイナポータルアプリをインストールしてください。
スマホ、パソコンが無くてもご家族、友人のスマホ、パソコンを借りて登録することができます。
ここで注意点。スマホは対応機種があるのでどのようなスマホでもOKというわけではありません。
携帯ショップで安いスマホを買って使えなかったということもよく聞くので対応機種を確認してください。Androidは最低でも「おさいふケータイ」機能がついているものになります。
2.セブンイレブンのセブン銀行ATM
スマホ、パソコンが利用できない方向け。
セブンイレブンに限らず、セブン銀行があれば登録できます。
意外と簡単なのと24時間登録が可能です。
また、使い方がわからなくなったらATMに設置してある電話からオペレーターに電話して操作方法を聞くことも可能。
3.病院、薬局のカードリーダー
病院などで顔認証の機械があれば登録ができます。
ただし、窓口の方が認識不足だと(よくある)出来ませんと言われてしまうこともあるかも。
4.(➕ひとつは)住民票がある市区町村の役場で登録(現在は利用できない可能性も)
最後の役所ですが、ポイントのキャンペーンが終わって端末を片付けてしまう役所が多くなってしまいました。
9月末までであれば、スマホ、パソコンが使えない方の味方であった役所が手のひらを返すように端末を片付けてしまったようです。
役所によって対応は変わると思います。
マイナポータルからの登録方法
- 「マイナポータル」を起動する。
- 注目の情報から「マイナンバーカードの健康保険証利用申込」をタップ。
- 利用規約などを確認し、利用者登録にチェックを入れ案内に従って進む。
- 同意をして次へ進む
- 申し込むをタップ
- 4桁の暗証番号(利用者証明用電子証明書)を入力し、スマホでマイナンバーカードを読み取る(ここ重要!! 4桁の番号が別々の方は間違えないように入力)
- 正常に受け付けましたで終了。
保険証要らずでマイナンバーカードと4桁の暗証番号で登録できます。
以下は2番の画像になります。
以下は3〜4の画面になります。
と至って簡単に登録ができます。
マイナポータルベータ版の場合(スマホのみ)
スマホ版ではベータ版なる画面が出てきてログインすると「おかえりなさい」「わたし」という画面になる場合があります。
1.登録状況の確認の確認をタップする
2.健康保険証が「未連携」または「未登録」になっているのでタップします。
(画像は私の画面なので登録済みになっています)
その後は画面の手順通りに進めればすぐに登録が完了します。
セブン銀行、病院、薬局での登録
セブン銀行、病院、薬局の利用申込みには、マイナンバーカードと利用者証明用パスワード(4桁)が必要です。保険証はもちろん必要ありません。
病院、薬局の顔認証カードリーダーでの登録方法
病院での利用方法
マイナンバーカードは保険証として利用できますが、診察の度に機械に通す必要があります。
通常であれば、マスク・メガネ・帽子をしていても顔認証が可能です。
検診情報、薬剤情報を医者に見せたくないと思われた方は同意しないを選択してください。
ちなみに見せた場合でも医療機関では24時間しか見ることができません。
マイナンバーカードを利用すると高額医療費も負担することがなくなりました。
保険証としてのメリットはこちら
顔認証が出来ないトラブル
稀に顔認証が出来ないというトラブルがあります。
マイナンバーカードを袋から出していない場合、券面が汚れていて読み取れない場合、カード情報に何かしらトラブルがあった場合などがあります。
意外なことに、マイナンバーカードの券面に記載している情報(お名前、生年月日など)を読み取っているようです。
しかし、正直言って理由はよく分かっていないようです。機械の問題かもしれませんし。
10回読み取れないと顔認証がロックされてしまいますので下記を参照してください。
この場合、役所で解除が必要な案件になってしまいます。
上記の内容を読んでいただければわかるように読み取れない場合は逆に10回読み取ってミスった方が都合が良い場合もあります。(何故でしょう)
それはマイナンバーカード再発行についても記述がありますのでご自身で確認してみてください。
保険情報が無いトラブル
医療機関でマイナンバーカードで受診した際に保険情報がなくて10割負担になる場合があります。
なぜ保険証があるのにマイナンバーカードでは情報が無いと出るのでしょうか。
そもそもマイナンバーカード自体情報は持っていません。
マイナンバーカードで保険者の中間サーバーに見に行ってるだけなのでトラブルがあるとしたら保険者側の登録に何か不具合があった事になります。
マイナポータルのわたしの情報(自己情報)から自身の保険者を確認してください。
マイナポータルよくある質問より引用
会社等にお勤めの方はお勤め先へ、それ以外の方はお住まいの市区町村へお問い合わせください。
お伝えいただく内容としては、マイナポータルにおいて健康保険証情報が取得できず、医療保険者等によるデータ登録状況を確認いただきたい旨をお願いいたします。
なお、下記の証等(対象者)の場合、被保険者番号を確認できません。
・自衛官診療証(自衛官等)
・健康保険被保険者受給資格者票(健康保険日雇特例被保険者)
・健康保険被保険者特別療養費受給票(健康保険日雇特例被保険者)
・医療扶助の医療券・調剤券(生活保護受給者)
この場合、保険者が保険証は作成したが、中間サーバーでの登録ミスが考えられます。
初めてマイナンバーカードで受診される場合、保険証も念の為持参しておきたいものです。
転職、退職で保険が変わった場合でも古い情報のまま
通常、転職、退職で「社会保険⇔国民健康保険」「社会保険⇨社会保険」に切り替わっても自動で切り替わりますので何もしなくて問題がありません。
稀に古い情報のまま切り替わらないトラブルがあります。
<予想される理由>
① 現在加入中の医療保険者(健康保険組合、全国健康保険協会、共済組合等)において、あなたのマイナンバーに紐づく資格情報の登録が完了していない。② 旧医療保険者において、あなたのマイナンバーに紐づく資格情報について更新(喪失処理)が完了していない。
<対処方法>
①の場合、大変お手数をおかけいたしますが、社会保険に加入されている方は現在加入中の医療保険者にお勤め先を介してご確認ください。国民健康保険に加入されている方はお住まいの市区町村へお問い合わせください。②の場合、更新が完了するまで今しばらくお待ちいただくか、旧医療保険者にお問い合わせください。なお、問い合わせしても医療保険者として対応がわからないなどといった回答があった場合は、医療保険者からデジタルPMOへ当該内容について問い合わせする旨、医療保険者へお伝えください。
マイナポータルよくある質問から引用
一度利用申し込みした保険証は解除できるか
2023年11月現在ではできません。
なお、利用申込はしたものの、マイナンバーカードを健康保険証として利用しないことで、不利益が生じることはございません。とあり、そのため、マイナポータル上では解除する機能がないとのことでした。
ただし、本人が希望していなかったにもかかわらず、自治体等の事務誤りにより利用登録がなされた場合は、健康保険証の紐づけ解除が可能な場合があります。
また、解除は出来ないものの、それに準じた方法はありますがここでは割愛します。
そもそも、マイナンバー(個人番号)と保険証情報は初めから紐づいているという事実に気がついていない方が多いです。
マイナンバーカードを保険証として利用するだけのものです。
無保険でマイナンバーカードを保険証として利用したい
そもそもが保険に加入していないと保険証として利用できません。
会社を退職して保険が切れてもマイナンバーカードを利用すれば保険証として利用できると思っている方がいらっしゃいますができません。
継続して社会保険に入るか、国民健康保険に加入してください。
また、国民健康保険の支払いが滞ってしまうと保険を止められてしまいますのでこの場合も保険証として利用できません。
このような方はもちろん10割負担になります。
要は保険に加入している方が持っている保険証代わりに使えるだけです。
まとめ
役所、医療機関、保険者での対応が問題で、分からないとすぐにマイナポータルコールセンターへ電話するように言ってしまうようですが、マイナポータル上で何か操作しているわけではなく、それぞれの中間サーバーへ覗きに行っているだけです。
この辺りを理解していればどちらが問題なのかすぐにわかると思うのですが…所謂お役所仕事ってことでしょうかね。
今回はトラブルについて質問が多い点を例に挙げましたので参考までに記載しました。
この他のトラブルなどについても随時追加して行きたいと思いますのでご要望がありましたらご連絡ください。
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