2024年3月16日北陸新幹線が敦賀まで延長されます。
東京から敦賀まで北陸新幹線で乗車した場合を調べていたのですが、数年前に一筆書き切符を作って東京から東京まで東海道新幹線で米原→福井、金沢から北陸新幹線→東京したのを思い出しました。
状況も変わったので東海道新幹線経由と北陸新幹線経由ではどちらが安くなるか確認してみました。
3月16日開業の北陸新幹線の料金
3月16日以降、東京駅から北陸新幹線、東海道新幹線を使った場合の片道の通常料金とJR東日本トクだ値(e5489も同料金設定あり)料金です。
金沢 | 福井 | 敦賀 | |
北陸新幹線 | 14,380 | 15,810 | 16,360 |
東海道新幹線(ひかり) +しらさぎ+北陸新幹線 | 18,520 | 16,950 | 14,470 |
北陸新幹線トクだ値 (上段30%オフ下段10%オフ) | 9,920 12,760 | 10,920 14,040 | 11,340 14,530 |
3月16日より東海道新幹線の乗り継ぎ割引が無くなります。
今まで東海道新幹線から在来線特急に乗り換えると特急料金が半額になりましたが、乗り継ぎ割引が使えなくなったのは大きいです。(全ての新幹線駅で乗り継ぎ割引は廃止されます)
ただし、敦賀駅で降りないで新幹線から在来線特急に乗り換える場合は1割程度(100円〜200円程度)の割引はあるそうです。(事前に同時購入が必要)
表を見てもらえれば分かりますが、福井、金沢までは東海道新幹線経由は北陸新幹線に再度乗り継ぐので割高感があります。これは関西方面から来た場合も同じです。
また敦賀までの時間ですが北陸新幹線経由で約3時間20分、東海道新幹線は約2時間50分でした。
通常料金であれば敦賀までは時間も料金も東海道新幹線経由が30分早く且つ安く行けます。
えきねっとトクだ値30%OFFは幻の切符(e5489も同割引あり)
上の表にも記載しましたが、えきねっとのトクだ値30%オフが利用出来ると東海道新幹線より安く敦賀まで行けます。
しかし、トクだ値30%オフはくせもので席数限定で尚且つ発売席数が極端に少ないと思われます。
本当に発売しているのか?と疑うほどにトクだ値30%オフは取れないと思った方が良いです。(特に土日祝日のAM出発は断言します。無理)
料金表が出ているので簡単に取れると思っている方、残念ですが取れません。
JR東日本は嘘つきなので(笑)、この料金をあてにして旅行は組まない方が良いです。
指定席は1週間前から事前予約が可能ですが、狙うなら10%オフを第一希望で狙う方がまだ確実です。
予約は第一希望を30%オフ、第二希望を10%オフで申し込む方法はおすすめしません。どちらも取れなくなる可能性が大きく意味がありませんので30%オフの第一希望、10%オフの第一希望と2本申し込みましょう。
それならばと、30%オフで第一希望の申し込みを何本も行うと間違って取れる可能性もありそうですが、それでも最近の予約では取れた試しが皆無です。
これは他の新幹線でも同様で取れにくい状況になっています。
ちなみにe5489でも30%オフを何本も予約したが全滅でした。(北陸新幹線が開通した頃はe5489で30%オフは取れやすかったのですが残念です。)
(もし幸運にもダブって取れたらどちらかをキャンセルしたとしても通常料金よりは相当安く行けます。)
はっきり言います。トクだ値30%オフは発売と同時に瞬時に完売になってしまうので幻の切符です。
観光を目的に北陸を回りたいなら下記で紹介する切符を購入するのがおすすめです。
東京都区内〜東京都区内の切符を買ってみる
一筆書きのような切符を買うことができます。
仮に品川から東京までの切符を買います。経由地は米原、金沢で終着は東京です。(逆もあり)
品川から上記経由で東京まで買うと東京都区内〜東京都区内の切符になります。
(この切符は都内の駅であれば発着が可能です。例として小岩発、葛西臨海公園着が可能)
えきねっとで乗車券のみも購入ができますのでみどりの窓口が無くても買えます。
敦賀で途中下車の場合(自由席利用)
- 乗車券は13,200円
- 東海道新幹線ひかりで米原まで指定席 5,150円(4620円)
- 米原から敦賀まで「しらさぎ」特急料金 1,290円(860円)
- 敦賀から東京までの北陸新幹線 7,230円(はくたか利用6700円)
合計26,870円(25380円)
上記の場合、在来線特急の終着駅である敦賀で途中下車しても通常の料金、トクだ値10%を買うより安く旅行ができます。
金沢で途中下車して観光する場合(自由席利用)
- 乗車券は13,200円
- 東海道新幹線ひかりで米原まで指定席 5,150円(4620円)
- 米原から敦賀まで「しらさぎ」特急料金 1,290円(860円)
- 敦賀から金沢までの北陸新幹線 3,170円(つるぎ利用2640円)
- 金沢から東京までの北陸新幹線指定席 6,900円(はくたか利用6370円)
合計 29,710円(27,690円)
上記の場合は敦賀でも途中下車できるので2箇所観光できます。
在来線特急として「サンダーバード」「しらさぎ」の特急料金(乗り継ぎ割引)が利用できればもっと安くできたはずです。
一筆書き切符の良いところ
この切符の良いところは都区内から都区内なのでトクだ値のように東京駅発からではなくなるので都区内から東京駅までの運賃が必要なくなりますので場合によってはお得感が出てきます。
一筆書き切符は有効期間も4〜5日の旅行では問題ないので1枚の切符で乗車可能です。
一筆書き切符のデメリット
この切符のデメリットはJRしか使えないので敦賀から金沢(富山)は在来線が第三セクターになってしまったので北陸新幹線での利用が必須です。
観光で途中下車した場合、新幹線の料金が乗るたびに掛かります。安くしようとすれば第三セクターで移動して別料金を払う事になります。
こちらの方が新幹線の料金を払うより安くなるかもしれませんが、時間も掛かります。
まとめ
どのようにすれば安く行けるかを考えてみましたが、観光するのであれば一筆書き切符を購入すると安くいけると思います。
トクだ値などの切符は購入できれば安いですが、東京駅〜金沢駅などで切れてしまいますのでその前後は別料金になってしまいます。
50歳以上であれば大人の休日倶楽部カードを作って大型連休以外であれば通常でも使える北陸フリー切符(24,000円)を買った方が良いかもしれません。
よろしければ大人の休日倶楽部北陸フリー切符の記事もご覧になってください
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