当初、JRで根室まで行こうかと思っていましたが、最終目的地の納沙布岬までは根室駅からさらに30km近く先だということが判明して、根室駅からバスでの移動とも思いましたが、時間の制限があるのでパス。次に根室駅からレンタカーを考えましたが、根室ってレンタカーが駅近くに無いみたいです。離れている場所にトヨタレンタカーがありましたが、どうも歩いても結構な距離がありそうなので根室駅からのレンタカーは断念しました。
結局、ホテルは釧路に宿泊していたので釧路駅からレンタカーで根室を目指すことにしました。
途中の道の駅も紹介しますのでご参考までにどうぞ。
釧路でレンタカーを借りる。
釧路であればいくつも選択肢があったのでいつものじゃらんレンタカーでクーポンを使って予約しました。
じゃらんレンタカーはクーポンが頻繁に出てくるので、クーポンが上限に達していてもまだ先の予約であれば次に出てくる日のクーポンまで待つのが良いと思います。クーポンは期限が書かれているので切れた次の日に新しいクーポンが発行されるはずです。
本日はトヨタレンタカーのヤリス ハイブリッドAWDでした。
保険も鹿に遭遇して破損する可能性もありそうなので安心プランにしました。北海道は動物と遭遇する可能性が高いので保険だけは入りましょう。
出発前にいざナビで目的地を設定しようとしたが納沙布岬が出てこないので焦りました。結局のところ納沙布で調べてマニュアル操作しました。トヨタ車純正ナビは注意かも。
釧路から納沙布岬までは約141km時間にして約3時間くらいのドライブになります。高速道路を使って時間を短縮したいところでしたが、どうも釧路から根室は一般道しかないようでした。
仕方ないのでR44号線で北東に向かいます。
工程としては
釧路駅→R44号線を根室に向けて走行→厚岸の道の駅で休憩→根室の道の駅で休憩→納沙布岬のルートを考えてました。復路は根室で昼食を取ってから帰路に着く予定で考えました。
ここで失敗だったのはあまり観光施設とか調べずに行ってしまったので、戻ってからあそこに行けば良かったと後悔してしまったこと。闇雲に根室に行きたいと思っていたことです。
今回は根室のソウルフードを味わってみたいが先行してしまったので観光が少々疎かになってしまいました。まあ美味しかったので満足ですが。
市街地を抜けると車がいないので一旦停めて写真撮ってみました。
道の駅 厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル コンキリエ
何だか物凄く長い名前の道の駅です。
コンキリエって何? 昆布と霧で昆霧江?違いましたイタリア語で貝の形をした食べ物とのこと。
自動販売機は厚岸のマスコットキャラクターでしょうか。オイスター君だそうです。
館内はミニ水族館があって牡蠣の養殖の様子が伺えます。
ヒラメ(カレイ?)も泳いでました。
さすが厚岸らしく牡蠣でいっぱいの店内。
時間が早かったので2階のレストラン街は営業時間外でしたが、1階のカフェでは牡蠣が味わえました。
オイスターカフェ
皆さん生牡蠣とか蒸し牡蠣を食べてましたが、今回は途中の立ち寄りでしたのでソフトクリームで我慢しました。
オイスターエキスとモカを合わせたソフトクリームでコーヒーパウダーが掛かってました。外側には牡蠣の殻の形をしたモナカの皮が添えられてました。
思っていた以上に美味しいモカソフトでした。
お土産品も牡蠣でいっぱいです。
牡蠣とアヒージョが好きな知人用のお土産にピッタリ。牡蠣のアヒージョを購入
時間外だったレストランも紹介しておきます。
レストラン エスカルRestaurant Escal
新鮮な食材を使った
厚岸ならではのおいしいお食事
厚岸産の素材を使ったバラエティ豊かな料理が盛りだくさん!海が見える眺めの良いテーブル席で、ここだけの特別なグルメを味わうことができます。
景色が良さそうなレストランでした。次回は厚岸を中心として回ってみたくなりました。
オイスターバールピトレスクOyster bar Pitresk
景色を眺めながら
新鮮な海の幸とおいしいお酒を
大きな窓から厚岸を一望できる最高のロケーションでおいしいお料理とお酒をゆっくり楽しめます。新鮮な牡蠣を使用した一品とウイスキーは相性抜群です。
厚岸はウイスキーも有名らしく味わってみたいところですが、車で来たら飲めないですよね。
飲んだら送ってくれるサービスないかな。
炭焼 炙屋Charcoal grill Aburiya
牡蠣をはじめとした魚介類や肉類
農産品など選べる食材70品以上!
魚介市場で買ったお好みの食材を、炭焼きで楽しむ食体験空間。新鮮素材をそのままに、炭火の効果が美味しさと食欲をかきたてます。
牡蠣の炭焼き味わってみたくなります。時間外でしたが店内の様子を見ると水槽がいくつもあり新鮮なままの牡蠣が味わえそうでした。
道の駅は高台にあるので景色も最高。下に厚岸の町が見えますのでぜひ休憩に立ち寄ってみてください。
アクセス
道の駅 厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル コンキリエ
〒088-1119 北海道厚岸郡厚岸町住の江2丁目2
次の道の駅は根室ですが、厚岸でゆっくりしすぎてしまったので帰りに寄ることにしました。
途中、牛、馬の放牧があちらこちらで見られました。これこそ北海道らしいです。
納沙布岬(のさっぷみさき)
納沙布岬はアイヌ語の「ノッ・サム(岬の傍ら)」から付いた地名です。
ちなみにノシャップ岬は稚内になりますのでお間違いなく
ここ納沙布岬は北方領土が目視できます。
北方領土の歯舞群島が間近に望め、貝殻島までは3.7キロメートルしかありません。下の写真でもわかるように灯台の奥にうっすら見える陸が北方領土です。
倍率を上げてみました。あれが貝殻島かな。
違う方角を見ても蜃気楼のようにうっすらと島影が見えます。
四島のかけ橋
設置の目的
根室市公式サイトより
世界の平和を願い、世界の正しい秩序を求める中で、北方領土の占領を許すまいとする国民の強い願いと、祈りの心を結集し、北方領土が返還されるまでねばり強く、返還運動を続ける決意を象徴するために作られたもの。以下略
皆さん北方領土の島影を見てます。
修学旅行の生徒たちが説明を受けてました。説明されている方が長時間、相当熱が入っていたのが印象的でした。
ただ一番良い場所を結構な時間占領されてたので行くに行けず困ってしまいました。一旦その場所から外れて説明して欲しかったです。
納沙布岬の上には「返せ北方領土」と書かれてました。
お土産屋さんの前で日本最東端のポスト発見。ここから投函するとスタンプも特殊だったのかな。試しに家に送ってみれば良かったと後で後悔。
こちらには 返せ 全千島樺太と書かれてました。
場所が空くのに時間が掛かったので時間切れになってしまいました。次回来れるかわかりませんがそれまでのお楽しみにして移動します。
エスカロップ
お昼は色々迷っていたのですが、根室市街地に戻ってから食べることにしました。
花咲蟹も気になるのですが、数年前だったか観光情報誌で根室のソウルフードが掲載されていたのが「エスカロップ」という食べ物。何だかとてもよい響きがしてたので覚えていたのですがこれが食べたい。元祖と呼ばれるお店はもう無いそうですが、暖簾を引き継いだお店があるとかで向かうことにしました。
実は観光よりもエスカロップを食べるために根室に来たようなもの。
しかし、行った日はとても残念ながら休業日でお休みでした。気を取り直して駅前にあるもう一件の暖簾分けのお店も行ったのですが、こちらも臨時休業でお休み。
3件目の正直で評価の高いお店に行ったのですが、こちらは満席で入れず断られてしまいました。
4件目に行ったのがこちらのお店。「ニューかおり」名前だけ聞くと昭和のバーのようで自分のように人見知りだと絶対に入らなそうな名前。
こちらのお店は商工会議所の建物にあるお店でした。
外からも直接入れますが、商工会議所から入るとちょっとモダンな感じになってました。
ここで注文したのが長年気になってた「エスカロップ」
ドレッシングとフォークが先にきてワクワクして待ちます。
来ました。念願のエスカロップ。
エスカロップとはフランス語の「エスカロープ(escalope)」からきているとのこと。フランスでは子牛、豚、七面鳥などの骨なし薄切肉に衣を付けてフライパンで焼いた料理らしいです。
根室では薄いトンカツに竹の子を刻んだバターライス。上からデミグラススースが掛かってました。
ひと口食べて感動ものです。サクッとした衣に豚カツとデミグラスソースがマッチしていてとても美味しい。バターライスも思っていたよりはあっさり目でくどくなく食べやすかったです。これは違うお店のものも食べてみたくなりました。料金は970円くらいでした。
満足です。
アクセス
ニューかおり
〒087-0016 北海道根室市松ケ枝町2丁目7 1階 根室商工会館
オランダせんべい
お昼を食べてお腹がいっぱいになったのですが、次はデザートです。
根室にはもうひとつ地元の方に愛されているお菓子があります。
オランダせんべいという名も面白いのですが、どんなものかの想像がつきません。
ここはしっかりと販売元のお店に行ってきました。
お店の名前は「端谷菓子店」元祖「オランダせんべい」は昭和40年頃から製造販売を始めたそうです。
オランダせんべいは原材料も添加物などはいっさい使用しておらず黒砂糖をベース味にし良質素材の小麦粉を使用しているそうです。
大人の手のひらよりはやや大きいサイズ4枚入りで260円とすごく安い。お土産に2袋買ってみました。
ホテルに戻ってから味見したのですが、1枚のつもりが2枚、3枚と止まらなくなってしまいました。
食感は不思議で、ソフトクリームのワッフルコーンを柔らかくした感じで微かな甘さが後をひきます。これはコーヒーとか紅茶が合いますね。
ジャムとか、バターを乗せても美味しいと思います。
ちなみにオランダせんべいの由来はオランダ人が歩いた後にできた靴の底の模様だからとか。
端谷菓子店 アクセス
北海道根室市千島町2-11
tel 0153-23-3375
日曜日が定休日です。 根室の道の駅などでも購入できます。
市内のスーパー
ここで根室市内のスーパーマーケットには何が売っているか気になりましたので駅近の大きめなスーパーに行ってみました。
気になるのはやはり鮮魚コーナー
花咲蟹が普通に売っているのにはびっくり。それも意外と安いでは無いですか。できればお寿司とか食べたいなと思いましたが、行った時間が15時頃と悪かったのかあまり目ぼしいものが無かったので断念しました。
ホテルに戻ってからお酒のつまみに脇にあった「ほぐした身」を買えば良かったと後悔してしまいました。
明治公園
大体根室を満喫したのですが、帰ろうと走っていると明治公園なる案内版が目についたので行ってみました。
駅から車ですぐの場所でしたので案内通りに走るとすぐに辿り着きました。
後で調べたのですが、明治公園は明治8年に国が創設し、北海道では二番目の歴史を誇る牧場の跡地を利用したサイロが象徴的な公園だとか。
公園の駐車場は無料でした。
噴水広場らしい場所に出ました。
人が誰も居ないので外したかなと思った瞬間。後ろにサイロ発見。
近寄ってみると広大な芝生の上に更にサイロが2棟あり合計3棟のサイロでした。
いかにも北海道らしいイメージができる場所でした。
ここはインスタ映え間違い無いでしょうね。
時間が無いのでこの先には進まないで、ここで駐車場に戻ってしまいました。
アクセス
明治公園 〒087-0002 北海道根室市牧の内81
道の駅 スワン44ねむろ
当初、行きに寄るつもりだった「道の駅 スワン44ねむろ」
こちらの道の駅は春と秋にオオハクチョウが羽を休め春から秋にかけては丹頂鶴が子育てをし冬にはオオワシやオジロワシが優雅に空を舞うそうです。なので名前にスワンが付いているのもわかりました。44は国道44号線ですね。
館内には風蓮湖を眺めながらバードウォッチングができるエリアもあります。
売店で芽かぶ茶をいただきました。
お茶というよりは昆布のだし汁のようです。
レストランも併設されており花咲蟹の釜飯がメニューにありましたが、すでに営業時間が終了してました。食べてみたかった。
釜飯が食べられなかった分、ここでは花咲がにラーメンを購入。
このラーメンホテルに帰ってから食べましたが、飲んだ後の締めにちょうど良い味のあっさりとした塩ラーメンです。蟹のエキスがよく効いてて美味しいです。
ただ、お持ち帰りでお土産にするには嵩張るので厳しいかもしれません。
アクセス
道の駅 スワン44ねむろ
〒086-0073 北海道根室市酪陽1−番地
釧路駅に戻ってくるとすっかり暗くなってしまいました。10時間ほどの日帰りドライブ旅行でしたが結構満喫できたと思います。
走行してみた感想。
釧路駅からは市街地を走行するので慣れていないため、慎重に運転しましょう。釧路の市街地はそれなりに交通量があります。市街地を抜けると車も極端に少なくなって快適なドライブが楽しめます。信号も少ないので高速道路要らずが分かった気がしました。
ルート上は1車線がほとんどですが、ところどころに譲り合いで2車線になって遅い車を抜かせる箇所がありますので焦らずに走行してください。北海道の道路は鹿が飛び出してきますので注意が必要です。慎重に運転してください。
ほぼ食べに行った記録になってしまいましたが根室のソウルフードを楽しめて良かったです。どれも美味しくいただきました。個人的にはオランダせんべいは穴場的存在でしたのでまた食べたいです。どうやら通信販売もしているので今度買ってみようと思ってます。 皆様も根室に出かけてみませんか。
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